
猫って可愛いイメージがありますよね。
実は何も考えずに飼っちゃう人が圧倒的に多いんです。
あなたは今どのような状況ですか?
猫を飼い始めたよ、でも意外とデメリットが多いなって。
飼ってからだいぶ経ったの、でも知識がないと飼うのが大変。
飼おうか考え中。どんなデメリットがあるのか知りたい。
たくさんの不安な悩みを抱えていることだと思います。
結果的に言うと猫を飼うのは本当に大変です。もし、このデメリットを耐えることができるなら飼っても大丈夫でしょう。
この記事を読めば、90%くらいの人が現実を見てしまって飼いたくなくなると思います。
今回は18年間飼ってみた人間によるリアルなデメリットを17個ご紹介します。
ぜひ参考になさってください。
- 30代男性/一人暮らし
- 飼っている猫3匹(茶、白=オス兄弟 洋猫=メス)
- 趣味 お酒 バラエティ番組
名前 | 種類 | 年齢 | 性格 |
---|---|---|---|
ちゃこ | 日本猫 茶トラ | 18歳 | 王道な茶トラの性格、おとなしい |
しろ | 日本猫 白(うっすらベージュ) | 18歳 | 警戒心が強い、スプレーマン |
チップ | 洋猫 | 20歳 | 気が荒い、ちゃことしろと仲良くできない |
ちゃことしろは妹が、チップは兄がひろってきたんだ
猫を飼うデメリット①吐く

知っておいてほしい。猫って吐く生き物なんです。
既にご存じの方も多いかと思いますが、猫って毛をなめて絡めとります。
毛をモグモグと山盛りに食べちゃってるんですよね。
胃にたまったものを定期的に吐きます。これはどんな猫であっても吐く仕組みになっています。猫はそうゆう生き物なんです。
fa-info-circle│ 全然吐かない猫は不健康の可能性がある
あまりにも吐くことが多ければ受診する必要があります。また、猫のエサのやりかたやグルーミング(毛を取ってあげる)方法など指導していただきましょう。
ただ、すっごくグロいんです。。。
私が飼っている猫の場合は、エサも吐きます。3匹とも老猫になってきて、吐く回数が増えました。
多いときで1日1回。 1度吐くと、2度、3度と吐きます。
エサは変えたり、獣医さんから教えていただいたものを参考にしたものをあげたり、グルーミングをしますが治りません。
もともと吐く生き物なので、どうしようもないんですよね。
少々心を痛めますが正直に言います。吐くときの前後の動きも気持ち悪いです。覚えておきましょう。
吐く場所は決まっておらず、さまざまです。ネコの小屋の中、タンスとタンスの隙間、掃除をしにくい場所。
- 吐いたものを取る
- マットなど漬け置き洗い
- ほかに付いた部分を掃除
- 匂いのチェック
- 猫の状態のチェック
ややこしいところに吐かれると掃除だけで休日の午前中がつぶれることもあります。
出掛けたかったのにやむを得ず、家で掃除をすることを与儀なくされます。
また、寝ている間に起こったことなら、臭いは取れなくなる可能性があります。
部屋の中は異臭に包まれます。
とにかくスリッパをはいて吐いたものを踏まないようにすること。
そのスリッパを掃除するのも大変ですが、靴下で吐いたものを踏むよりマシです。
安いティッシュを大量購入するのがオススメです。
猫を飼うデメリット②芳香剤は使えない

基本的に、家の中に芳香剤を置けません。
猫が病気になる可能性があるからです。
どんな病気かは動画で紹介しているので、下記のリンクを見ていただければわかると思います。
家の中でお香や、芳香剤、ディフューザー、アロマを楽しみたい人は猫を飼うのをあきらめてください。
もしどうしても置きたい場合は、その部屋に猫を入らせないようにしましょう。
ですが、PCなどが置いてある部屋のしめっぱなしはやめておきましょうね。夏場はモニターが焼けたり、故障するおそれがあります。
猫を飼うデメリット③洗濯物を猫の近くで干せない

猫がいるところで洗濯物を干さないようにしましょう。
なんで??
洗濯洗剤に含まれている界面活性剤は、猫の消化管粘膜を破壊すると言われています。
実際、飼っているネコが動画と全く同じ症状になったとき、部屋干しをやめることで猫の病気は治りましたので、深く関係していると思います。
- 芳香剤がないかチェック(アロマもダメ)
- 部屋干しをやめる
- 消臭スプレーは猫用を使う
猫を飼うデメリット④病気になる

猫の病気ってどんなものがあると思いますか?
感染病とか?カゼ?
一般的には感染病やカゼが多いです。ですが、そんなものではありません。
ガンになることもありますし、まだまだ解明できていない病気もあります。獣医さんでも「わからない」とおっしゃることがあるくらいです。
老猫になると腎臓が弱りやすいです。普通のエサなんかやってたらダメ!と獣医さんに叱られました。
普通のエサだと腎臓に負担がくるようです。
普通のエサに含まれるリンが大量に吸収されることで、猫の体内で結石ができたり、骨がもろくなったりするため
老猫用のエサでリンの吸収の調節をしましょう。
猫を飼うデメリット⑤厄介な老廃物

猫によっては体内に老廃物が溜まりやすいです。
水をきちんと摂れなかったり、食べ物や、運動不足などさまざまな要因がありますが、飼い主が老廃物を出してあげる必要があります。
うちでは母がやってくれますが、苦痛な表情で痛そうに「ギャー」というので私にはできそうにありません。
獣医さんに教えてもらったのですが、お尻の穴の両サイドに穴があるんですね。お尻をぎゅっとつまむようにして、その穴から老廃物を出してあげるんです。
基本的にグレーの色で、すっごく臭いんです。固い感じでどろっとしていたら、溜まっている証拠です。
あなたに、それができますか? 僕は正直やりたくないです。痛そうなんだもん。
健康な猫であっても、老廃物が詰まる可能性はあります。
猫を飼うデメリット⑥爪切り

猫の爪は、勝手に切れるものではありません。
放っておくと爪が割れます。なので専用のハサミで時々きってあげましょう。
私の家ではこのタイプを使っております。
猫によっては巻き爪になっている猫もいるので、これを切るのが大変です。
深爪すると神経を切っちゃうことになりますからね。
うちでは、巻き爪の猫は1ヵ月に1度獣医さんに切ってもらっています。それくらい神経に触るのは怖いことなので。
猫を飼うデメリット⑦スプレー(マーキング)をする

オス猫。厄介です。
去勢しても、スプレーをするオス猫もいます。
普通に食事をしているときにも気づいたらされていました。服でした。服にスプレーをちょろっとされたんです。さすがに泣きそうになりました。
基本的には、ベッドの下、カーテン、壁にスプレーをします。
これ、皆さんに絶対聞いてほしいことがあります。
材木の素材のものにはスプレーさせない。
すぐに掃除をして、香りでごまかしても取れない場合があります。例えば、スプレーされた壁(材木)にすぐに拭き取り、アルコールティッシュで拭いて、消臭スプレーをかけたとします。二時間後、臭いが出てきて、すでに手遅れです。
濃いおしっこのとてつもない異臭が残る可能性があります。
部屋の中にいて、時々くさいおしっこの臭いがする。絶対嫌ですよね?
メス猫でもマーキングする猫はいますが、可能性としては低いので、もし飼うなら、メス猫のほうを選びましょう。
猫を飼うデメリット⑧不安障害になる

不安障害とは猫の精神的不安からくる病気です。
何をするのかというと、とにかく寂しがって鳴き声を出します。猫によってさまざまですが、うちの場合、でかい鳴き声を約3~4時間おきにしてきます。
ずっと母と一緒に暮らしていたのですが、妹が出ていってしまったり、引っ越しが多かったり、一度逃げてしまって二ヶ月の間家に戻ってこないということもありました。そういったことが理由で不安障害を抱えてしまったようです。
こちらが勉強していようが、ゲームしていようが、寝ていようがおかまいなしです。
もちろんすべての猫がそうではありませんが、寂しい時間が続くと猫によっては大きい声で鳴くんです。
膝の上に乗ったり、寝ている体に寄せてあげると落ち着くようですが、少しでも動けばすぐどこかへ行ってしまい、またでかい鳴き声で鳴かれる・・・ときには全く睡眠がとれない場合があります。
そんな状況を一度想像してみてください。
猫を飼うデメリット⑨猫アレルギー&不安障害は人生終了

母は猫アレルギーです。
不安障害の猫がいて、猫アレルギーの母にべったりです。アレルギーで鼻水が止まりません。
母はそれでも、可愛いがり、いつも一緒に寝ているので本当に献身的だなと感じます。
僕の部屋は嫌いなようで、一緒に寝てくれない
くしゃみや鼻づまりなどを薬で抑えていますが、限界があるようで毎日大変なんです。
私の会社でも「猫アレルギーだけど猫を飼いたい」っていう女の子がいましたが「やめておいたほうがいい。大変なことになるよ」と伝えました。
猫を飼いたい気持ちは十分わかりますが、デメリットは本当に多いんです。
結局飼えずに捨てる人が多いわけですから、しっかりデメリットを見てから判断してほしいと思っています。
猫を飼うデメリット⑩夜行性だから夜に暴れる?

猫は端的に言うと夜行性ではありません。
明け方や、日没ころに活発になる動物です。
猫は夜起きていることが多いです。
それは昼間しっかり寝ているからですね。
夜中の1時に急に暴れたりもしますし、物を落としたり、吐いたりします。
一番きついことを発表します
それは「鳴かれること」です。
猫の声って結構通るんです。起きてても、寝ていても鳴かれるとすっごく気になっちゃうんですよね。
寝てるときは、こちらが起きるまでずっと鳴き続けるなんてことはしょっちゅうあります。
おやつをあげたり、頭をなでたり、だっこすると落ち着くときもありますが、効果がない場合もあります。
どうやって対処してるの?
耳栓です。
「耳栓」を探してください。Amazonでもあります。
私はこれを使っています。
Twitterで知り合ったももさんという方に教えていただいたのですが、モルデックスというメーカーが防音力が高いです!
なかでも、この緑色の形のものが私の耳には合いました。
コツはぎゅっと潰して、耳の上を持ち上げて挿入、20秒ほど待って離せば中でふくらんで装着完成です。
騒音や、小さな音などが気になっている人にもオススメです。よく眠れますよ。
猫を飼うデメリット⑪神経質

猫は神経質です。
毎日警戒しながら生きているので、大きい音がなるとビックリしてしまいます。できるだけ静かな環境づくりを心掛け、いきなり大きな音がならないように整えてあげましょう。
猫を飼うデメリット⑫猫中心の生活

猫を飼っている人にどんな生活かきくと必ず「猫中心の生活になる」と言われませんか?
私もその通りだと思います
犬と猫の決定的な違いで、猫はおいでと言っても来ませんし、とにかく自分のわがままを言い通します。静かにしなさいと言っても全くききませんし、とにかく自分中心。
それが可愛いという人もいますが、動画やブログにあげているときだけです。それ以外の場面では大変苦労されています。
どんな善人でも寝ている間ずっと鳴かれたら発狂するのがオチです。
ちょっと言い過ぎなんじゃない?
Yahoo!で「飼い猫 殺意」の検索結果です。
約495,000件 ヒット

調べてみると、ヤンチャする、おしっこをかける、物を落とす、暴れる、ずっと鳴かれる。
一年中されたらノイローゼになって、人間が猫に対して殺意を覚えるまでに発展します。かなり危険な状態ですよね。
この人たちは、本来安らぐために家に帰ってくるわけですが、その空間はストレスそのものの空間となってしまっています。
ペットで癒されるはずがストレスで支配されるという本末転倒の事態になっています。
猫に人生を奪われてしまってると言っても過言ではありません。しかし飼ったのは飼い主です。どんな事があろうと猫が死ぬまで一生責任をとるしかありません。
犬はその分ちゃんとしつければ言うことをある程度聞きます。
猫はペットとして飼っているというよりは、動物に命令されながら生きている感覚です。
体質的に合わないなと感じたら飼うのをあきらめてください。絶対につづきません。
猫を飼うデメリット⑬お金がかかる

ペットを飼うと当たり前ですが、お金がかかります。
- 砂代
- エサ代
- 病院の診察代
- 手術代
- 葬儀代
猫というか、子供を授かってるくらいに思っていたほうがいいかも知れません。
1匹に対し月1~2万はかかります。老猫になると、老猫用のエサになりますので出費が増えます。
猫だからといって安いものばかり与えていたら、病気になって通院になり余計お金がかかります。
かかりつけの動物病院を必ずおさえておいてください。
病気にならないようお金もかけてあげる必要があります。
猫を飼うデメリット⑭トイレの世話が大変

猫はきれい好きです。
トイレが汚いと落ち着きません。いつも便がないかチェックして、できるだけ早くとってあげましょう。
便の状態もみてあげて、かたすぎないかやわらかすぎないか見る必要があります。
1か月に数回砂を変えて清潔にしてあげないといけません。手に臭いがついたらなかなかとれません。気を付けましょう。
365日やります。これが苦痛な人には猫を飼うのに向いていません。潔くあきらめましょう。
猫を飼うデメリット⑮父が腹膜透析に

関係ない話のように思えますが、実はとっても深く関係します。
父が去年腹膜透析の手術をしました
チューブの出口は抗菌のキャップで守られていますが、1日に取り換えるときに丸出しになっているので、猫は絶対に部屋に入れることができません。
チューブに菌が入ったらお腹のなかに菌が入り、場合によっては、亡くなってしまう恐れがあります。
医者や看護婦さんからもココは神経質になってくださいと言われました。
猫は犬よりも菌が多いようで、とにかく気を付けてくださいと言われました。
まさか人間の病気と猫が関係するなんて思いもしませんでしたが、思いがけないところで猫と住めなくなる可能性もあります。これもよく覚えておきましょう。
猫を飼うデメリット⑯旅行に行けない

長期間旅行に行けません。
ペット可の旅行ができればいいですが、移動が長いと不安になり鳴きます。周りのお客さんに迷惑かけずに旅行へ行くのは困難ですし、猫にとってストレスになるだけです。
預けれる場所が近くにあればいいですが、意外とどこもいっぱいだったりするんですよね。
結局のところ3日~4日も置いてけぼりにするとストレスを感じて精神的に病む場合も。
精神的に病み、不安障害にでもなれば、定期的に大声で鳴かれ家族全員が絶対に眠れなくなります。
家族を犠牲にする可能性もあります。リスクを考えておきましょう。
18年猫を飼った感想
というわけで17個デメリットをご紹介しました
いかがでしたでしょうか、中には猫を飼うのを嫌になった、抵抗ができたという方もいらっしゃったと思います。
私が飼ってる猫はすべて兄弟が拾ってきた猫で、私がすべて面倒をみています。
自分が拾ってきた猫ではありませんが、愛情はあります。
しかし、愛情だけでは猫を飼うのはとっても大変だというのがわかっていただけたかと思います。
以上のことをふまえても、飼うことができる!と断言できる人がいれば飼ってみてもいいと思います。
どんな人間でも、暴れる、鳴かれる、吐く、おしっこをかけられるなど粗相が一年中続けば、辛いです。そんなとき、叩きたくなったり殺意を覚えることもあります。
うざいので捨ててきたという報告も無数にあります。捨てる人が悪いのですが、捨てるくらい辛いんだということがわかっていただけたかと思います。
どんな善人でも一年中鳴かれて睡眠不足になれば「捨てよう」と頭によぎるのが普通の人間の思考です。
今一度考えてみて、本当に猫の問題をすべてクリアできるかどうかを検討してみてください。
命を大切にしましょう。
最後までありがとうございました。